今宵の一本 * 薄濁りの綺麗な甘味が心地よい「日輪田 山廃しぼりたて生原酒」
四月の雨。
最近、雨の日が多くなってきた気がします。
なぜかインフルが再び流行っているみたいなので、湿度が高いのはありがたい。
今回は春っぽくもあり、初夏っぽくもある爽やかフレッシュな日本酒をご紹介。
日輪田(ひわた) 山廃しぼりたて生原酒
フレッシュな山廃を目指す日輪田シリーズ、しぼりたての生原酒。
おりがらみバージョンでございます。
宮城県栗原市にある「萩野酒造」さんのお酒です。
この「日輪田」の他に、二枚看板の「萩の鶴」も有名ですね。
いっつも滋賀県のお酒「萩の露」とごっちゃになって混乱してしまうけど 苦笑
萩野酒造株式会社
www.hagino-shuzou.co.jp
創業天保11年(1840年)、歴史ある蔵元さんです。
こちらの「萩野酒造」さんでは、現在広く用いられている「速醸酛」と呼ばれる酵母と、昔ながらの「生酛(きもと)」の流れを汲んだ「山廃酛」の2種類を使い分けています。
「速醸酛」を使うと、約2週間で完成し、スッキリとした酒質になりやすく、キレイで現代的なお酒になります。
「萩の鶴」はこの「速醸酛」を使用しているそう。
今回の銘柄、「日輪田」は「山廃酛」を使用。
こちらは「速醸酛」に比べて手間がかかり、完成までに約1カ月かかりますが、独特の酸味やどっしりとした深い味わいのお酒となります。
この「山廃しぼりたて生原酒」は、山廃ながらフレッシュ!
生原酒ということもあるんだろうけど、清々しいフレッシュさです。
薄濁りの綺麗な甘味と上品な旨味、そして後からしっかりした酸がしめてくれる。
とてもバランスが良く、飲み飽きしないお酒ですね。
食中酒として抜群だと思います。
精米歩合:60%、原料米:五百万石、アルコール分:17%。
「日輪田」とは、古代神に捧げる穀物を育てたまるい田のこと。「お日様」と「田んぼ」の恵みを皆で「輪」になって楽しんでほしいという願いも込められています。
優しい薄濁り感。
酸がしっかりしているので、お肉や揚げ物なんかのオイリーな食べ物にも合うと思います。
中華なんかにも合わせられそう。
この初夏に差し掛かる時期にぴったりなテイストのお酒です。
宮城・萩野酒造 日輪田(ひわた) しぼりたて 山廃純米生原酒720ml(うすにごり) 価格:1,512円 |
四月もあと、一週間を切りました。
平成の終わりも、もうすぐ。
同時に始まる新しい元号、令和。
令和時代も楽しく飲んで過ごしたい!