今宵の一本 * 酸味が旨みを引き出す「酉与右衛門(よえもん)」
この週末は、一段と寒い。。
日本海側は、雪が凄いみたいですね。
名古屋でも、みぞれっぽい雪がチラチラと降ったり、止んだりしています。
こんな日は、熱燗がポカポカと、体暖まって良いですよね〜!
なので、今日は熱燗でも美味しい日本酒を紹介します♪
酉与右衛門(よえもん)無濾過 備前雄町70%精米 生原酒
本当は、「酉与」は一文字なんですけど、変換で出てこないので、二文字で表記しました。
昔の字なのか、創作漢字なのかな?
名杜氏であったご創業者の名前からつけられた銘柄名だそうです。
川村酒造店
三大杜氏集団の一つ、「南部杜氏」の本拠地として有名な岩手県花巻市石鳥谷町にある酒蔵さんです。
以前は、町内にも他に3つほど酒蔵があったけど、現在ではこの川村酒造店さんのみが残ってるだけだそうです。
南部杜氏系の日本酒の個人的なイメージは、香りが華やかで、豊かな旨み、穏やかな酸味なのですが、こちらの川村酒造店さんの目指すお酒は、ちょっと違う!
南部杜氏の地元で、なかなか個性的なお酒作りをされています。
それが、厳しい日本酒造の中で、生き残っていけている理由なのかもしれませんね。
社長である川村さん自身も、方向性をどうするか、色々悩んだと思います。
蔵の方向性を決めかねていた時期に出会ったのが「秋鹿」と「凱陣」です。
自分の蔵が東北に在り、その枠に囚われていた概念を、ぶち壊してくれた素晴らしいお酒です。
南部杜氏が大勢いる地元で「おたくの酒は酸っぱいからなー」と、批判されつつも今日まで造り続けられたのは、彼らの存在抜きに考えられません。
確かに!秋鹿も酸味が立ち、旨みを引き出すようなお酒です。
また、秋鹿もいつかアップしたいです!
今回、何種類かある中から、迷いつつ、「備前雄町70%精米の生原酒」にしました。
お味の方は、香りは控えめ、キリッとした酸味が旨みを引き立たせる感じで、雑味のない透明感のあるキレイなお酒といった印象です。
生原酒ということもあり、フレッシュ感もあり、美味しい〜!
ほのかに感じる苦味もまた、アクセントになって良いです♪
食事を邪魔しないだけじゃなく、お料理の美味しさをさらに引き出してくれそうなお酒です。
食中酒に良いですね〜。
今日は、クリームチーズと一緒にいただきました♪
合うよ!美味しい〜!!
原料米は、「岡山県産 雄町」100%
濃厚でコクのある味わいが特徴です。
「オマチスト」と呼ばれる人たちがいるくらい、日本酒好きの間では、有名かつ、人気の高いお米なんですよ。
いずれ、酒米についても、詳しく載せたいです!
ちなみに、岡山の有名なお米は他にも、前にアップした「多賀治」につかわれている「朝日米」もあります。
長野県諏訪にある「蔵元、真澄」の酒蔵に住み着いていた「蔵つき酵母」が元になっているそうです。
「落ち着いた香りとバランスのとれた味わい」の大人びた酒を醸し出す酵母
酵母も色々あって、また調べてみようと思います!
若干、小難しそうで、足踏み中ですが。。
今年は2017年。
こちらのお酒は、2014年に仕込み、2015年11月製造、ということで、一年は寝かされ、ちょっと熟成されていますね。
どうりで、落ち着いたまろみもあるはずですわ。
フレッシュ!かつ、まろみ有り!
引き出しの多い、お酒ですねw
昨年の11月には、火入れされてる「無濾過 美山錦 55%精米」を買いました。
ラベル、スケッチブックに貼って、集めてるんですw
こちらを飲んだ時は、酸味も控えめで、おとなしめなお酒だなと、思ったんですが、今回はまたちょっと印象が変わりましたね。
お米違いっていうのもあるかもしれませんが。。
今回飲んだものよりも、年数的には新しいわけなんですけどね〜。
2015年仕込み、2016年6月製造。
生原酒より、火入れの方が、年月数若いっていう不思議w
火入れ、加水されているから、今日飲んだものより、柔らかく感じたのでしょうね。
ちなみに、この川村酒造店さん、去年の3月に「所さんの笑ってコラえて ダーツの旅」に出ています笑
もってますね〜!
消されちゃうかもしれないけど、リンク貼っておきます。
1:20くらいからです。
川村さん、ご本人は熱燗好き!
そりゃあ、この酉与右衛門(よえもん)も熱燗に向くに決まってますよね!
そういえば、あんまり見ている人もいないこのブログですが、一応告知!
明日2月12日は、岐阜県瑞浪の「小左衛門」の蔵開きがあります!
行ってきます!w
日本酒 酉与右衛門 よえもん 純米酒 無ろ過 阿波山田錦 2012年仕込み (24BY) 720ml 岩手 川村酒造店 価格:1,674円 |